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【正棋会体験記】角換わり4五桂は確実に防げます

5000円を悔やんできちんと反省する

正棋会とは、月1回行われる例会で、3つのクラス(A1・A2・B)に分かれています。私はA1クラスで、奨励会員やアマ強豪という錚々たるメンバーが揃っています。

この日は関西奨励会と日程が重なっていたこともあり、参加者数は少なめの13人でした。形式としては、20分30秒で5局指します。賞金は勝で1万円4勝で5000円と、強い人たちと指せて、勝てばお金までついてきます。

この日は朝イチの対局で惜しくも負けてしまったものの、そこから4連勝して賞金5000円を獲得しました。1局目を勝っていれば倍額もらえたのに…。

負けた将棋こそ得られる知見があるんです

公式戦でもないし、こういった例会や研究会では、賞金よりも学びが大切です。勝った将棋にも面白い奇襲があったので、解説していきます。

※本譜は赤字、変化は青字で示していきます。

①角換わり4五桂対策 後手早繰り銀

まずは、朝イチの敗戦から。本局は、角換わり4五桂の優秀な対策を採用しました。そもそも、角換わり4五桂の速攻とは何か?

図から、4五桂3五歩〜4五桂も、後手がうまく対応すれば無理気味というイメージです。詳しくは、研究動画をご視聴ください。

ところが、YouTuberのショーダンさんが1筋の交換を入れた形で、非常に参考になる攻めを公開されています。

図から、3五歩、同歩、4五桂、2二銀、1五歩と仕掛けるそうです。詳しくは以下の動画をご視聴ください。

勝ちやすい誘導しやすい攻めまくるという非常に優秀な作戦です。後手を持って苦労している人が多いのではないでしょうか?実はこの4五桂速攻を確実に回避する構想があります。

 

正棋会の1局目では、先手のKさんが4五桂速攻を狙ってきましたが、用意の回避作戦を採用しました。

前の図で5二金と上がり、4五桂の速攻を無効にしました

ただ、6二金・8一飛の形に組むことができません。後手早繰り銀を採用すればいいんです。先手は3七桂を早く決めているので、左辺の厚みで早繰り銀を押し返すことが困難です。先手は右玉に組むぐらいで、主導権が後手に移りやすいのです。

 

しばらく進んで、序盤の勝負所を迎えました。

 

 

 

 

 

 

9六歩はよく分かりませんが、5九飛と回られたところで5五歩と位を取ってくるのが見えています。それを嫌って、5四歩と突きました。ただ、結論から言うと、この手は実戦的に非推奨で、42金右が無難でした。というのも、5五歩を突かれても7四角が好手で、以下、2八玉、1二香から穴熊に組んで後手十分なのです。

 

本譜は5四歩に対し、4五歩と機敏に動いてきました。

手厚く4三金右もありますが、本譜は強気に同歩と取りました。以下、同桂、4四銀、7一角と進みます。

これ、飛車銀両取りで終わってるのでは・・・

 

いえ、読み筋です。ここで、飛車取りに構わず4五銀と桂を取りました。

8二角成ならば、4六歩~3六銀と出れば、5九の飛車も壁になって後手優勢となります。右玉は薄いので、このような大駒を見捨てた攻めが厳しいのです。

本譜は、飛車を取らずに4六歩と守りました。以下、7二飛、4四角成、3三金、4五歩、4四金、同歩、5三金、4五金と進み、右辺の制圧勝負となりました。

形勢は互角ですが、実戦的には先手持ちの人が多数派かと思います。将棋は玉が安定していて攻めるほうが勝ちやすいですからね。ここで悩んだ挙げ句、疑問手を指してしまいました。正着は何だったのでしょうか?

次の一手

しばらく進んで、チャンスが到来です。

ある手を指せば、後手が有望な展開です。その手とは???

本譜はその手を逃しました・・・

 

初手から終局までの棋譜ファイルを作成しました。

解説コメント・評価値推移・変化手順など、学習内容が充実しています。

参考↓↓↓

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②意表の奇襲で短手数の終局!

賞金のかかった5局目は、奇襲が炸裂して短手数の終局となりました。戦型はMさん先手の嬉野流に対して、棒銀で挑みました。図と符合は便宜上、先後逆で掲載します。

図は、奇襲が炸裂する前の局面です。

相手はなぜか壁形になっています。これは、棒銀を受けるために2二金、3二玉と構えたからです。ここから、壁形を咎めていきます。

実戦は、4八飛と回りました。それに対し、こちらの居玉を見て8六歩と打ってきました。

 

こんなん、取る一手やろ・・・

 

いや、奇襲を決行したんです。攻めるなら、4四歩、同歩までは簡単です。そこで、同銀でうまくいきそうですが、4三歩、同銀成、同金、4四歩、5三金、4三銀、4一玉で空振りです。

本譜は4四同角と取りました。これが浮かびにくいですね。

次に41銀が厳しいので、4三歩と受けました。以下、6二角成、同飛、4四歩、同歩、同銀、4三歩、同銀成、同金、4四歩、同金、同飛、4三歩4三銀4五飛が角取りと4四歩が残って大優勢)、5四飛と進んで勝勢となりました。

以下は粘られたものの、しっかり勝ち切りました。8六歩を緩手と見て鋭く踏み込んだのが勝因でした。

将棋仲間と食事会

この日は将棋仲間に久々に会えたこともあって、5人で食事会に行きました。そのうちのひとりは、僕に1敗を食らわして5000円を失わせた男なのであった。

K氏「3-2で賞金なかった。あなたに嫌がらせしただけw」

よくあることですね。K氏は僕に勝っても負けても賞金はありませんでしたが、僕の賞金妨害だけは果たしたようです。5人で雑談や棋譜検討など、充実しておりました。ただ、洗濯機の恨みは怖いですねえ。

 

最後までご精読ありがとうございました。YouTubeでも発信しているので、ぜひご視聴ください。

元奨ほっしーの将棋チャンネル

 

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